関東の古寺とその歴史

坂東三十三観音巡り - 清滝寺

26番 南明山 清瀧寺

筑波山麓田園風景の中のこじんまりとしたお寺

近年にかけても火災の難に見舞われ厳しい歴史を刻む

再建された清楚な本堂はこの地域の信徒の方々の尽力の賜物

霊場巡りを護り続ける地元の厚い思いに感謝

由緒

創建
607年 推古天皇の勅願により創建
本尊
聖観音菩薩

現在のものは 1979年 23番 観世音寺(正福寺) の住職から寄進されたもの

寺歴
728年 行基菩薩 聖観音像を刻み龍が峰山頂の滝口に安置
平安中期 花山法皇が当山を巡錫、老若男女のために観音像を山麓に移すことを願う 990年岩殿寺参拝の前後か?

このことを受けて徳一上人が堂を山の中腹に移転

永禄(1558~1570年)元亀年間(1570~1573年)の兵火で焼失
元禄年間 (1688~1701年)に現在地に本堂再建
1969年 不審火によって本堂を焼失

1973年には仮堂を焼失

1977年 本堂再建

参詣記

参詣日
2014年3月12日
交通
常磐道土浦北ICから約10分

境内脇奥に数台の駐車スペースあり

水戸偕楽園観梅の帰りに参詣
以下雑記

往時の隆盛が感じられる立派な山門

江戸時代後期の建立

信徒からの浄財で2002年に修復された木造の金剛力士像が安置されてます

山門を抜けてここを登ると境内に

階段上からの山門

鐘楼

納経所

住職が不在なので地元の有志の方々が毎日勤められているようです

筑波山大御堂の納経所の特徴とそこでの作法を懇切丁寧にご教示いただきました

歓喜無量の石碑

信徒浄財による金剛力士像の修復と特別措置による寺院境内無償払下げの件が記載

駐車場

寺院概略

所在地
茨城県土浦市小野1151

小野の地名は小野小町が訪れたことからとか

最寄駅
JR常磐線土浦駅下車タクシー( 約20分)
納経時間
4月~10月 8:00~17:00
11月~3月 9:00~16:00
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