23番 佐白山 正福寺(佐白観音)
閑散として鄙びた小さなお寺
笠間稲荷、日動美術館もすぐ近くなのに意外
同じ三十三観音でも霊場により賑わいには大きな違い
廃仏毀釈の波に洗われた寂しい過去を引きずってるような
寺名を昔に戻したのは何か期すところがあるのかな...
由緒
- 創建
- 651年 猟師の粒浦氏により創建
- 本尊
- 千手観音菩薩
- 寺歴
- 1214年 笠間氏 堂宇、坊舎を破壊
1205年の出来事という説もある
当時は関東有数の観音霊場で盛況を極めていたという
その後、笠間氏は堂宇破却を悔い改め、観音堂を再建し佐白山に山号を変更する
なお、それまでの山号の三白山は、本尊を刻んだ霊木が白馬・白鹿・白雉に護られていたことによる
その後笠間氏の庇護のもとで寺は再度興隆していく
- 1590年 笠間氏の滅亡とともに衰退に向かう
- 明治初期 廃仏毀釈により焼失衰微、本尊をはじめとする仏像などは散逸
- 1930年 現在地に仮の本堂が建立、寺号を観世音寺と称す
- 2012年 寺号を正福寺に改称
参詣記
- 参詣日
- 2014年3月11日
- 交通
- 雨引観音からクルマで40分程度
- すぐ近くに大きな無料駐車場あり(日動美術館の隣)
- 以下雑記
寺院概略
- 所在地
- 茨城県笠間市笠間1056-1
- 最寄駅
- JR水戸線笠間駅下車( 約1.5Km)
- 納経時間
- 4月~10月 8:00~17:00
- 11月~3月 9:00~16:00
- ホームページ
- 佐白山 正福寺