関東の古寺とその歴史

坂東三十三観音巡り - 岩殿寺

2番 海雲山 岩殿寺(岩殿観音)

逗子市にあるお寺

1番 杉本寺と並ぶこの地域の最古の寺のひとつ

2番に選ばれたのもこの故か

頼朝の生涯の守り本尊

頼朝は治世の間は毎月欠かさず参拝したという

泉鏡花とも縁あり

寺の門の先の長い階段が印象的

由緒

創建
721年 徳道上人により創建
本尊
十一面観音像 行基菩薩御作
寺歴
990年 花山法皇参拝
1174年 後白河法皇参拝(2番霊場となる)
1180年 石橋山の合戦に敗れた源頼朝が 観世音菩薩のお蔭で房州洲崎に逃れたことから岩殿観音を生涯の守り本尊に
1728年 観音堂再建(市の重要文化財)
1902年 泉鏡花参詣 (その後、再々訪れ、逗子にも住み、老僧に親近して、瓢箪池も寄進)

参詣記

参詣日
2013年6月19日
交通
横須賀線 逗子駅から徒歩20分弱
以下雑記

住宅街を歩いていくと岩殿観音の石柱

右側の崖は真新しい石積擁壁

そのまま歩いていくと寺の門

この季節はきれいな紫陽花が

門の先に...階段

急です

観音堂

熊野権現社

開基徳道上人がここで熊野権現化身の老翁に逢ったということから祀られている

奥の院

この中に祀られているのが行基菩薩が安置した石の十一面観世音菩薩立像

暗くてよく見えなかった

鏡花の池

納経所(庫裏)

鐘楼

一般の人は行けないようだ

寺院概略

所在地
神奈川県逗子市久木5-7-11
最寄駅
横須賀線 逗子駅
納経時間
8:00~17:00
拝観料
100円
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