関東の古寺とその歴史

坂東三十三観音巡り - 慈恩寺

12番 華林山 慈恩寺(慈恩寺観音)

天台宗東叡山寛永寺末の大寺

玄奘三蔵法師ゆかりの寺で、境内から東南300mの地に玄奘塔(霊骨塔)が建てられている

古くからこの地は寺の名を冠した慈恩寺(村)となっている

由緒

創建
824年 慈覚大師円仁の開山 (寺名は大師が遊学した中国長安の大慈恩寺による)
山号の由来は、大師が日光山の頂から李の実を虚空に投ずるとこの地に落ち華を咲かせたということから
本尊
千手観世音菩薩 - 1634年天海大僧正が納める
寺歴
太田資正(1522年~1591年)の年代には66もの堂宇あり
1591年 徳川家康 寺領を寄進(関東入部 1590年翌年)
1640年 三代将軍家光 日光東照宮参詣の折に慈恩寺で昼食をとる
1670年 東照神君の霊牌供養料を受ける
文政年間(1818年~1830年)日光輪王寺法親王歴代の参籠所となる
1827年 焼失
1843年 深乗上人の代に再建
1937年 改修
玄奘塔関連略歴
1942年 南京で見つかった石棺の中に玄奘三蔵法師の頂骨を発見
1944年 寛永寺で法要後、分骨された霊骨を慈恩寺に奉安
1953年 玄奘塔落慶
1955年 台湾に霊骨を分骨
1980年 薬師寺に霊骨を分骨

参詣記

参詣日
2013年5月18日
交通
湘南新宿ライン大宮経由で東武野田線豊春駅下車、徒歩20分程度
以下雑記

この鐘楼が見えたらもうすぐそこ

常香炉

納経所

藤棚

ちょっと遅すぎました

見頃に訪れるのがよさそうです

棟門

交差点に面していてやや雰囲気に乏しい

玄奘塔にはここから農道を歩いて10分弱

玄奘塔入口

玄奘塔

豊春駅でお昼ごはん

なかなかお店がなくちょっと勇気を出して入ったお店

以外にも当たり

ごちそうさまでした

寺院概略

所在地
埼玉県さいたま市岩槻区慈恩寺139
最寄駅
東武 豊春駅
納経時間
8:00~17:00
ホームページ
慈恩寺
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