関東の古寺とその歴史

坂東三十三観音巡り - 星谷寺

8番 妙法山 星谷寺(星の谷観音)

座間の住宅街にある近代的で開けた感じのお寺

星の谷観音七不思議があります

梵鐘は国の重要文化財

由緒

創建
天平年間(729年~749年) 行基菩薩 により創建
本尊
聖観世音菩薩
寺歴
天平年間 行基菩薩が自ら聖観音の像を彫刻し、堂宇を営む
鎌倉時代(1192年~1333年) 伽藍全焼するが、住僧理源が旧堂から南に位置するこの地に堂宇を再建し中興
1227年 佐々木信綱により 梵鐘勧進鋳造
延暦年間(782年~806年) 坂上田村麻呂 が東国遠征の途中に立ち寄り、戦勝を祈願
1975年 コンクリート製の鐘楼完成
1985年 仁王像建立
七不思議
  • 銅鐘

    通常「撞座」が両側面にあるが、この鐘には一つしかなく「奇鐘(きしょう)」とも呼ばれている

  • 星の井戸

    信仰心があついと、昼間でも井戸の水面に星が映っているように見える

  • 楠の化石

    手に持って振ると、水の音がする

  • 咲き分け散りの椿

    樹齢300年以上で、通常の椿は花ごと頭から落ちて散るが、この椿は花びらが散るように落ちる

  • 観音草

    庫裡の庭に生える中風に効く薬草で、坂上田村麻呂が病を治した事から、田村麻呂草との別名も持つ

  • 不断開花の桜

    年間を通して季節はずれにも花をつける

  • 根下りの紅葉

    本堂内にあり、根が上からぶら下がっていることから「根下がり紅葉」と言われるもので、 根の形が乳房に似ているところから、触ると乳の出が良くなるという

参詣記

参詣日
2013年4月20日
交通
小田急線 座間駅から徒歩10分弱
以下雑記

座間駅から歩いていくと正面に見えてくきます

ブロンズ製の仁王像

仁王門はなくそのまま立っているのは珍しく近代的な感じ

鐘楼

弘法大師像

真言宗のお寺ですね

堂内の大黒様

密教伝来とともに伝わり、真言宗ではよく信仰されているようです

星の井戸

残念ながら星は見えませんでした

水琴窟もありました

水を落とすといい音がします

星の井戸、水琴窟はこの先にあります

咲き分け散りの椿

近代的な納経所

御朱印代の支払いも合理化されてます

寺院概略

所在地
神奈川県座間市入谷3-3583
最寄駅
小田急線 座間駅
納経時間
(夏)8:00~17:00
(冬)8:00~16:30
ホームページ
星谷寺
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