坂東三十三観音巡り - 勝福寺
小田原の東北に位置するかなり大きなお寺
三十三観音の中では坂東の西の端に位置する
小田原は二宮金次郎生誕の地、このお寺は尊徳の志にも大きな影響を与えたと言われている
寵愛された称徳(孝謙)天皇の崩御により道鏡失脚、下野国薬師寺に左遷される旅の途中の出来事
当初は普陀落山弓削寺と称し道鏡の出身である弓削氏の氏寺で、場所も現在地から二キロほど離れた千代村に建立
本堂
鴨宮から歩くとまずは本堂のある敷地に導かれてしまいます
納経所はこの敷地内にあります
観音堂
本堂の先の敷地に観音堂があります
神奈川県指定の重要文化財
二宮金次郎 初発願の像
よくある薪を背負って本を読みながら歩く勤勉な姿とは違います
金次郎14歳の時、ここで旅の僧の観音経の訓読での読誦に感じ入り一念発起したという、そのことを記念しての像です
大銀杏
樹齢1000年を超えると言われている
県指定の天然記念物
船首に竜の頭、船尾に十一面観音の来迎仏が乗った舟型の手水鉢
市指定の重要文化財
鐘楼
仁王門
富士の裾野の仇討ちで有名な曽我兄弟がこの金剛力士仁王像に祈願して怪力を授かったそうです