関東の古寺とその歴史

坂東三十三観音巡り - 大御堂

25番 筑波山 大御堂

筑波山神社入口に佇む小さな霊場

筑波山観光で来ても通り過ぎてしまう人が大半でしょう

往時は隆盛を極めていたようですが今はその面影もありません

廃仏毀釈、神仏分離の荒波で悉く破壊されたとのことです

由緒

創建
782年 徳一上人により創建
本尊
千手観音菩薩
寺歴
810年ごろ 弘法大師 真言密教の霊場として知足院中禅寺と号す
1872年 廃仏希釈により本堂を始めとする堂宇をことごとく破壊
1930年 仮堂を建立
1938年 集中豪雨による山津波で仮堂流出
1961年 現在の大御堂建立

参詣記

参詣日
2014年3月12日
交通
清瀧寺からクルマで30分程度

境内前に20台程度の駐車スペースあり

以下雑記

駐車場方面から

境内のようなものがほとんどなく、階段の先はすぐ本堂になります

石柱

達筆です

女性の柔らかい筆のようにも見えます

隣の筆塚と同じく吉岡久子さんの揮毫なのかもしれません

吉岡久子さんは筑波山の観光振興に長年貢献され地元では有名な方のようです

鐘楼

石柱脇あたりから

納経所

清瀧寺では揮毫していただく女性住職の気性などいろいろ丁寧に気遣いのご指導をいただきましたが...

実際にはアシスタントの女性の方がサポートしてくださり問題なく朱印をいただきました

大師堂建立寄進の案内

弘法大師に所縁のある霊場です

寄進受付開始から16年ほど経ちますがまだ受付中のようです

当初の2010年建立目標も過ぎてしまいました

寺院概略

所在地
茨城県つくば市筑波748番地2
最寄駅
つくばエクスプレス つくば駅

関東鉄道バス つくばセンターから筑波山シャトルバス40分 筑波山神社前下車

納経時間
4月~10月 8:00~17:00
11月~3月 9:00~16:00
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