日本の名城とその歴史

日本100名城巡り - 金山城

17番 金山城

すばらしい石積み、石敷きが残る山の中の城

日の池、月の池など神秘性も漂う

さすが新田氏の一族により築かれた北関東の堅城

何度も攻められながらもすべて耐え抜く

開城の憂き目に遭うのは北条氏による謀略

その北条氏の滅亡とともに落城、廃城に

その後は風雨にさらされ石垣も崩落し土に埋もれいく

近年復元整備にあたった現地の熱意にあらためて感銘

由緒

築城
1469年 岩松家純の命により築城
歴代主要城主
岩松氏、由良氏、北条氏
変遷
1584年 北条氏政 謀略により開城、占拠支配
廃城
1590年 北条氏滅亡とともに廃城
復元整備
1934年 金山城跡 国の史跡指定
1995年 金山城跡環境整備事業開始

登城記

登城日
2014年 7月 8日
交通
鉢形城からクルマで1時間程度
以下雑記

金山城跡入口

クルマで駐車場に到着する直前にあります

駐車場から歩いて戻ることになります

歩いて戻ってもそれほど時間はかかりません

登城道

整備されたなだらかな尾根道で本城まで15分程度

西矢倉台下堀切

尾根を断ち切って曲輪を防御する施設

途中の展望

尾根道でところどころ視界が開けます

基壇状石積みと石敷き通路

石の城らしい雰囲気が出てきます

物見台とそこからの景色

月の池

長い籠城に耐えられるよう生活水を確保するための貯水池

大手虎口の入口

大手虎口の中

奥の実城へ向かう道を護った一大防御拠点

大手虎口全景

日の池

長い籠城に耐えられるよう生活水を確保するための貯水池

古来から水が出る場所で水にかかわる祭祀を行った聖地だったとか

豊富な水で長期籠城可能な堅城を見せつける威圧効果を狙ったとも

大手虎口南上段曲輪の井戸

日常生活では池の水ではなくこうした井戸を使っていたんでしょうね

南曲輪の休憩所

百名城スタンプはここで

南曲輪には百名城の碑と地形模型も

実城頂上(新田神社)に向かう道

途中金山の大ケヤキが

樹齢800年と伝えられ太田市指定の天然記念物です

実城頂上の新田神社

創建は明治になってからの1876年

祭神は新田義貞公

明治になり義貞はじめ南朝側の諸将は朝廷の忠臣として再評価されたんですね

クルマを停めた金山モータープール

本城の実城に対して尾根沿いのこの辺は西城というそうです

なので西城駐車場とも

駐車スペースは約30台で無料です

ここに停めて金山城跡、新田神社散策は約1.5時間くらいだったでしょうか

城跡概略

所在地
群馬県太田市金山町40-98
100名城スタンプ
本城南曲輪の休憩所
ホームページ
金山城跡
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