関東の古寺とその歴史

坂東三十三観音巡り - 楽法寺

24番 雨引山 楽法寺(雨引観音)

北関東道にも近くて駐車場も広く参詣者が多そうなお寺

安産子育てに霊験あらたかな観音様というのも人気の理由か

境内には放し飼いの孔雀や鶏もいて気さくな雰囲気

ただ歴史も古く地域の名刹としての気品も感じられます

由緒

創建
587年法輪独守居士により創建
本尊
延命観音菩薩 (平安時代前期)
寺歴
730年 聖武天皇、光明皇后、 安産祈願の根本道場と定めて勅願寺となされる

光明皇后奉納の紺紙金泥の法華経は、現在、什宝として保存

821年 嵯峨天皇 法華経を書写奉納し降雨祈願、 霊験あり、勅命により山号を雨引山と定める

参詣記

参詣日
2014年3月11日
交通
北関東道「桜川筑西」インターから10分程度、お寺に隣接して大きな駐車場があります

友人が以前、岩瀬駅から歩いたことがあるそうですが、1時間かかったとのことです

以下雑記

樹齢推定1000年の椎の大樹

宿借りの椎、宿椎と呼ばれている

1472年、本堂火災時に、本尊が避難し、仮の宿としたことが由来

駐車場から境内に上がるときに最初に迎えてくれます

仁王門

最初は建長年間に鎌倉将軍宗尊親王の御願により建立

現在の門は江戸時代初期に再建

本堂横に並ぶ多宝塔、秀麗です

建長年間の建立、その後、江戸時代に修復

当初は三重塔だったが、修復時に二重塔となる

境内には孔雀や鶏が放し飼い

納経所前でみごとに羽根を広げてくれました

多宝塔前の池には黄金色の鯉も

東照山王権現社殿

もともとは別だった東照大権現と山王大権現を合祀した社

両権現共に本地(本来の姿)は薬師如来との事

子安地蔵堂

享保年間に徳川吉宗公の台命により造建

子供の夜泣き、虫切りの守護尊

鐘楼堂

立派です

境内には休憩所もあり、お土産も販売されてます

納経所です

寺院概略

所在地
茨城県桜川市本木一
最寄駅
JR水戸線岩瀬駅下車
納経時間
8:30~17:00
ホームページ
雨引観音
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