関東の古寺とその歴史

坂東三十三観音巡り - 中禅寺

18番 日光山 中禅寺(立木観音)

奥日光の中禅寺湖畔に佇む古刹

今はいろは坂もクルマで難なく登れますが...

昔の人はここまでどんなに難儀だったことか...

それだけにご本尊様のお姿には癒されたことでしょう

桂の立木から手刻されたお姿が心に染み入る観音様です

由緒

創建
784年 勝道上人により創建
本尊
千手観音菩薩 勝道上人御作

立木の桂の巨木に観音の姿を刻んだので立木観音と呼ばれる

寺歴
1902年 暴風雨による山津波で現在の二荒山神社中宮祠のあたりあった観音堂が湖畔に流される

本尊も行方不明となるがその後損傷も無く、対岸の歌ヶ浜の地で見つかる

1913年 現在の歌ケ浜の地に日光山輪王寺の別院として観音堂を再建

参詣記

参詣日
2013年11月2日
交通
東武日光駅から東武バス1時間15分中禅寺温泉下車、徒歩10分程度

この時期、休日はいろは坂は大変なことになり、5時間から7時間ということもあるようです

紅葉の季節で好天も恵まれた3連休でしたが、初日の午前中ということで幸いにも若干の遅れで登りきることができました

以下雑記

バスの中

特急日光到着後のダッシュのおかげで座れましたが車内は大混雑

最後部の席は足元も広く後ろにリュックもおけてGoodでした

仁王門

湖畔沿いの道を歩いていくと正面に見えてきます

仁王門を守る左右の仁王像

境内側は二荒山(日光山)の名に由来があるとも言われる、風神、雷神が守護

男体山の別名の二荒山の名前の由来は補陀落とも言われますが

屏風岩の穴から現れる風神、雷神が年に二回荒らしをもたらすからという説も

桂の木

ご本尊様と同じ種類の木です

諸願成就の梵鐘

残念ながら修理中

境内側から見た仁王門

風神、雷神が左右に見えます

愛染堂

愛染明王が祀られています

恋愛成就、縁結びにもご利益があるとされます

五大堂出口からの眺望

幸いにも好天恵まれ男体山の雄姿がくっきり

五大堂

遊覧船に乗り湖上から見たところです

五大堂内には不動明王を中心とする五大明王像が安置されてます

納経所

観音様の拝観前に預けておき、帰りに受け取る方式をとっています

預けたときに受け取り時に間違えないよう番号札が渡されます(失くさないように)

寺院概略

所在地
栃木県日光市中禅寺歌ヶ浜
最寄駅
日光駅-東武バス(45分)-中禅寺温泉駅下車 徒歩10分
納経時間
4月~10月 8:00~17:00
11月 8:00~16:00
12月~2月 8:30~15:30
3月 8:00~16:00
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中禅寺
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